成功法則

ヴィジョンを言語化することの大切さ

Drとクリニック

ブレイブワンコンサルティングは、三重県、愛知県、岐阜県、静岡県を活動拠点にする医療コンサルティング会社です。

当社は「マーケティングによるクリニック経営」を実践していきますので、患者さんの満足度を最高値に高める提案が可能です。
新規開業を考えている先生、経営が今ひとつ上手くいっていない先生、効果的なHPを作りたい先生、是非ご相談下さい。

さあ、今日も医療マーケティングブログを始めましょう。

本日のテーマは、

「まず想いありき、言葉ありき!」

意外なつまずき

開業を決意した先生に、まずは理念・ビジョンをきちんと作りましょうとお願いしています。当然ながら同意頂き、早速考えて出来上がったら送りますねと言われます。

1週間が経ち、さらに2週間が経っても一向に送ってこないので確認すると、検討中なのでもう少し猶予をという返答を頂きます。しかしその後もさらに遅れて、結局1か月後くらいに提出して頂きます。忙しい仕事ですので仕方ないと思いますが、出来上がった理念は・・・超、抽象的!

こういう場面をどこかで経験したなあ・・・と思い出すと、前職の営業プレイングマネージャー時代でいた。当時の部下にも同じ投げかけをしましたが、結果は同じなんですね。

どういう心構え、ビジョンを抱いて仕事をするのかを決めておくことは大切、それはわかってはいるんだけど・・・

今日はなぜそうなるのか、そして改めて理念やヴィジョンの重重要性についてご理解頂きたいと思います。

なぜ後回しにするのか?

大切だとわかっているのに後回しにする理由、それは思っている以上に、考えを具体的に言語化する事が難しいということです。

クリニックを新しく作る、継承するなど形は違えど、何か事を起こす時にはまず想いがあるものだと思います。こんな会社を作りたい、こんな社長になりたい、独立してこういう人生にしたいなど、自然と夢や願望が出てくるものだと思います。

クリニックを作る時も同じで、作りたいクリニックのイメージなどがあるはずです。しかしまだ漠然としているでしょうし、自分の頭に中にあるものを他人に理解させるのは難しいので、そのイメージを言語化し共有します。

しかし実際にやってみると、文章にするのは結構難しい。推敲していくうちにスゴい抽象的になってしまったり、自分の伝えたい事とは違う方向に行ってしまう事もあります。

「そんな事はないでしょう?頭に中にすでにあるんだから簡単ですよ」

書く前はこう思われるでしょうが、いざ作業を始めると簡単にはいかない事に気がつくことになります。

自分にわかる文章は書けるでしょうが、スタッフ、さらには患者さんが理解できるような文章というとそう簡単ではない。意外と頭を使う作業になります。さらにそんなに急ぐ作業でもないので、ついつい後回しになってしまうという仕組みです。建築確認、医療機器の選定の方が忙しいですが、ある意味楽ですからね。

そして開業直前になって、慌ててクリニック理念が完成するケースもあります。まず想いがあって、それを言語化したヴィジョンに沿って動かないと、建設自体も芯からブレる危険性もあるのです。

このようなことがないよう、開業を決めたらまず考えて言語化するように私は先生にお願いしています。しかし・・・待て暮らせど回答がない先生が結構いるんですね。問いあわせると、今考えています!という返事が多い・・・。

改善するには?

何度も申しますが、何かを始める時は「ます、想いありき」「まず、ヴィジョンありき」だと思います。願望や夢、イメージがあって、それを言語化し、共に動いてくれる人たちに、その想いを伝えて共有化しないと事は成し遂げられません。

しかしいざ作るとなると、上手くいかない。このジレンマを打破する方法を教えます。

それは「日頃から、もし開業したら自分はどんなクリニックにしたいか!を具体的に考えておくこと」です。

え、そんな当たり前のこと?

そうです、当たり前ですがやってないわけですから。決断の早い人の特徴は、頭の引き出しに整理された考えや情報をたくさん持っている人です。平時から考えているから、有事に対応できるのと同じ。ですので普段から「もし〇〇の時は?」と想定して用意しておくといざという時に困らないと思います。

たたでさえ忙しい勤務に加えて、開業前は様々な用事があり大変忙しいとは思います。先生方が日頃使わない領域の頭を使うので、先延ばしにしたい気持ちはわかりますが、まずはご自身の頭の中にある考え、心の思い描くヴィジョンを言語化することを優先して下さい。

まとめ

クリニック開業時のヴィジョン言語化というテーマを通じて、重要だけど緊急ではない事を手際よく行う方法をご紹介しました。当たり前すぎる内容だと思いますが、真実の答えはそういうものだと思います。

今はまだ勤務医や分院長であっても、もし自分が院長になったらというシミュレーションは行っておくべきです。独立の夢も膨らんでくるのではないでしょうか?

最後までお読み頂き、有難うございました。


◇編集後記

いよいよ「オンライン資格確認」が義務化されそうですね。国もポイントを大盤振る舞いして、マイナカード導入に本腰を入れてきたようです。先生方も準備は怠りなくやっておいて欲しいと思います。私もポイントがあるうちに、作ろうかと思ってしまいますからね。

便利な反面、管理が厳しくなる社会が来ますが、逞しく生きていきましょう。


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