病院勤務医の現状

カルテを持つ医師

医師を目指した理由

医師を目指す理由は様々だと思いますが、先生の場合はいかがでしょうか?

・幼い頃、病弱で医師に命を助けられた。
・家族を最後まで支えてくれた医療関係の姿に憧れた。
・父親が医師で、後を継ぐことになった。
など理由は何であれ、素晴らしい職業に就かれたと私は思います。

人の命を助けたり、病気を治して苦しみから救ったりすることが出来る仕事だからです。なくてはならない、仕事です。

厳しい受験戦争を乗り越えて医学部に入学し、無事国家試験をクリアして病院でのトレーニングに入る。希望に燃えて、良き医師を目指ていると思います。

病院勤務医の現状

しかしながら、配属された病院勤務は想像とは違い、超過酷な労働状況でした。
午前の外来診療が終わると、午後からは病棟の回診。
休む間もなく当直業務で、運よく眠れて数時間、また午前の外来が始まる・・・
たまに休日も、オンコールで呼び出される始末。消耗する毎日。
目指医療ではなく、医療の歯車になったような気がします。

これは開業医の先生が、よく思い出されて話される昔話です。上司の言うことは絶対で、NOと言おうものなら怒鳴り散らされていた時代ですね。
まさにブラック職業ですが、今は医師の働き方改革が新聞などでも報じられていますので事情は少し違うかも知れませんが。

おそらく世間の方は医者はいいよな~と考えていますが、実際は過酷な職業です。

病院勤務医に対する疑問

医療を勉強するためには病院は良いところだと思いますが、仕事を続けていくには厳しい環境です。独身時代ならまだしも、結婚して家庭を持つようになると、新たな問題に直面します。
結婚すれば家事の分担や、育児などの男性も参加すべきことが増えてきます。
また大切な家族との時間も作りたいはずです。

医師としての仕事は好きでも、勤務医として続けることに疑問を持つようになり、開業を考えるようになっていきます。