医業継承とは?

握手

先生方の認識

不安な医師

継承については大体は知っているわ。でも継承のメリットとかデメリットは漠然としか知らないし、正直細かい実務などはわからないわね・・・。

そうですね、概要は理解して頂いているようですが、そう単純なものではないと思いますが・・・

なんでもそうですが、頭でなんとなくわかっている事=熟知していることではない。
ご自身の大切な進路ですので、もう少し拘って調べてみましょう。

医業継承とは?

医業継承とは、
「他の医師が行う医療(場所、建物、診療そのもの)を受け継ぐこと」です。

医業継承には、多くのメリット、デメリットがあります。

・新規開業に比べて、資金がかからない。
・患者さんをある程度引き継ぐことが出来る。
・即戦力のスタッフも引き継げる。
・建物、間取りなどが古い
・改装費が意外と必要 など

ゼロから自分で作り上げる新規開業をとるか、時間と資金を節約して継承するか、選択に悩むこともあると思います。

先生ご自身がどのような医療を実現したいのか、
どのような経営スタイル、運営スタイルを考えてみえるのか、
資金、年齢、家族の意思なども含めて、よく考えて選択せねばなりません。

継承のメリット

継承のデメリット

「以前の先生は、こうだった」
先代のイメージをどう変えていくかという課題

継承案件の大半は開業して15年~30年以上経過した案件です。
40代で開業、30年ほどクリニックを経営し、後継者もいないし、体調も芳しくないので
誰かに譲りたい。
このようなパターンが多いと思います。

特に地方はこのパターンが多いですね。
都会では経営が上手くいかず、手放すケースも多いと思いますが。

このような継承の場合、患者さんと先代の医師との人間関係がある程度出来ていますので、患者さんを引き継ぐ時もそのイメージをどうするか、という問題が発生します。

また診療方針・スタイルなども違いますから、どう自分を出していくかもポイントになります。徐々に変えていくか、最初から理解を得て変えていくか。

どこかの時点で、クリアしていかねばならない課題と言えます。

まとめ

どちらにせよ、正しく詳しい情報を入手することが肝心です。
業者に騙されることなく、後悔のない進路を選んで頂きたいと思います。