医業継承のデメリット

デメリット

継承を甘く考えない

継承なら資金もかからないし、スタートも楽そうだし・・
いい案件も紹介してもらえそうだから、決めちゃおうかな。

確かに医業継承にはメリットが多いですね。
圧倒的にローコストで開業出来ますし、患者数も計算できます。
でも良いことばかりではありません。

長短よく考えて決めないと、後悔することになりますよ・・・

デメリット

継承のデメリットを集約すると、「現在のクリニックの状況にかなり左右される」という事です。

例えば、建物。自分の思ったような設計・施工はもちろん出来ませんし、間取りも古いと思います。今はまだ良くても、そこから20年以上は使わなくてはなりません。
開業して20年で継承+20年=40年 
40年経過した建物を想像してみて下さい。結構厳しいですよ。
外壁、水回り等々老朽化してきていますので、途中で修繕が発生しますし、
全面改装というケースも覚悟しておかなくてはなりません。


他にも、
・設計コンセプト自体が古く、建物や内装、駐車場の間隔が狭いなど。
・前医師との引き継ぎ、金銭面でのトラブル。
・現在の患者数を見込んでいたが、前医師とのギャップがあり患者が離れていった。
・スタッフも引き継いだが、何かと前医師を引き合いにだして運営に支障を来す。

等など、ハード面に関しては面倒なこともたくさんあります。

またソフト面でもデメリットがあります。

・継承する医師のイメージや評判が、良くも悪くもしばらくは残る
・スタッフを継承する場合、「以前はこうだった」という比較が発生し、問題になる
 ケースがある。
・質の悪いスタッフを継承採用することになる。

など、継承ならではの問題が発生します。いろいろなケースを想定して検討し、
それでも魅力がある案件かどうか、よく考える必要があります。

まとめ

いろいろデメリットもありますが、とはいえ魅力的な選択でもあります。

表面上の良い点ばかりに目を向けず、詳細な情報収集を必ず行って下さい。
私共がお力になれると自負しております。