医業継承の注意点

資料を説明するコンサルタント

もうひとつ、注意すること

メリット、デメリットはご理解頂けたかと思いますが、もうひとつ注意しておいた方が良いことをお話し致します。

それは「仲介業者」です。先生方が継承案件をキャッチする手段は、おそらくWebか
今相談されている業者(銀行、不動産会社、税理士、コンサルタント、医薬品卸)だと思います。
Webはコンサルタント系だと思いますので、必ず仲介業者がいるということです。
この仲介業者、特にコンサルタントが要注意なのです。

コンサルタント

コンサルタントを名乗る私が申し上げるのは大変恐縮ですが、先生方が関わる業者の中でも注意すべき職種です。

本来は開業などに関して知識のない先生を、正しく導く役割のはずですが、
そうでない、利益最優先のコンサルタントが存在しているのです。

最も警戒すべき?時期は、開業前~開業までです。
もうひとつ大変失礼なお話をしますが、医師は世間知らずだと思います。
特に病院勤務の忙しい時に、じっくり接触したコンサルタントの品定めが出来ないでしょう。
彼らは言葉巧みに先生の信頼を買い、法外な報酬を請求してきます。
もちろん良識のある優秀なコンサルタントも、たくさんみえます。
悪いコンサルタントもいる、他の業界でもある話です。

私が驚いた、こんなコンサルタント

前職の医薬品卸営業マン時代、たくさんの開業のお手伝いをさせて頂きました。
その際たくさんのコンサルタントさんとも仕事をさせてもらいましたが、

「え、こんな程度で、こんな料金を取る??」

こう何回も思ったことがあります。報酬は軽く1000万円を超えて、医療機器会社から
マージンを取り(その分は納入価格に上乗せ)、挙句に開業後のコンサルタント契約を3名体制で臨むので100万円(月単位!?)以上を要求していました。

この先生も最初は支払っていましたが、さすがにおかしいことに気づき、契約解消したそうですが・・・

全てに利益が絡むので、本来必要でない機器を導入したり、分不相応の機器も導入させられていました。
購入権を持っていたので業者も事実を言うことも出来ず、言うなりになっていたそうです。

本来は自身の知見を役立てるべきコンサルタントが・・・本当に辛い出来事でした。
しかしこのような被害が、他にもきっとあるはずです。私もコンサルタントの末席にいる人間として、正しい情報を発信していかねばなりません。

まとめ

コンサルタントのことを悪く言うのは辛いですが、真実は知っておいて頂きたかったから、あえて書かせて頂きました。

この事実を知って頂いた上で、良い開業が出来るよう、良い運営のお手伝いが出来る
コンサルタントをお探し下さい。