パートナーシップ 建築関係

建築関係イメージ

普段は、ちょっと縁遠い業種?

建築関係の人って、あまり知らなくて・・・

確かに一般の人にとって、普段はあまり付き合いがない業種かも知れませんね。

開業する時は設計士、建築施工業者などとの入念な打ち合わせが必要。
また開業後もクリニックのメンテナンスなどで、お付き合いは続きます。
これを機会に建築関係も詳しくなりましょう。

建築関係の業者との付き合い方

設計士

設計士さんは設計図作成、そして施工段階での総まとめ役です。
デザイン性ももちろん大事ですが、クリニック設計の実績は重要。
医療機関の設計は法的規制も含めて独特ですので、クリニック関係の仕事を熟知しているか、どれくらい経験があるのかなど確認しましょう。

また設計後の施工監督作業も、しっかり出来る方を見極めることが大切。
設計実績などが参考にし、できれば他の医療機関などから情報収集出来るといいですね。

*ご要望に応じて、ご紹介致します。(紹介料などは不要です)

施工会社

設計士さんの紹介であったり、そうでないケースなど様々。
設計士さん同様、医療関係の施工実績が大きなポイント。
実直な仕事かどうか判断するためにも、施工実績や評判のチェックは必須です。

注意点ですが、建築関係は構造上自転車操業的な(失礼な言い方に聞こえたらお許しを)経営体質です。職人さんや依頼業者に賃金を先払いしますが入金は施工後にようやく入金が入ります。(前金+完了後払いというパターンが多いかと思います)
お客さんの入金が遅れたりすれば、キャッシュフローが苦しくなるという業種です。
財務状況のチェックも出来ればベスト。

なぜこんな話をするかと言いますと、私の知り合いの先生の話ですが建築途中で施工業者が倒産したケースがありました。かなりパニックになってましたが、結論としては運よく他の施工業者は引き継いでくれて事なきを得ました・・・

こういう事も起こり得ますので、しっかりした業者を選択しましょう。

*ご要望に応じて、ご紹介致します(紹介料などは不要です)

大手か地元業者、どちらがいい?

一長一短ありますので、一概には言えません。

例えば大手ハウスメーカー(三井ホーム、大和ハウスなど)はブランドも通っており、事業規模も大きいので安心感は高いです。デザイン性も高い場合が多い。
しかし実際の施工は下請け業者で、彼らはプロデューサーの仕事。
それ自体は文句はないのですが、問題は・・・結構ピンハネします(笑)。

かなり利益を乗せてきますので、高いのです。これは安心をとるか、実をとるかの選択ですので、先生のご判断です。

逆に地元の中小業者。テレビで宣伝はしていませんが、堅実な企業はたくさんあります。医療関係の仕事の経験のある業者なら問題ありません
中間搾取者がいませんので、価格もお値打ちです。

結局はブランドの安心感と、実用性の高い商品の良さとの比較になるでしょう。


まとめ

改めてチェック項目ですが、

☑ 設計士はデザイン性だけで選ばない!
☑ 設計士はクリニック建築経験を問うべし!
☑ 設計士は施工終了までの監督!

☑ 施工業者は会社規模だけでない!
☑ 施工業者もクリニック施工経験を重視!
☑ 施工業者は地元の堅実企業も選択肢に入れる!


建築関係は玉石混合ですので、紹介経路が確実かも知れません。「こんな建物にしたい」という自分なりのデッサンを思い描いておくと、より満足度が高くなると思います。